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トラウマを超えて見えたもの -野球大国であえてウィッフルボールをする理由-

国際大会では常に上位に入り、人気の面でも国内で昭和の時代から常にトップを走ってきた野球。 一方でプレーをするためには人数を集め、場所を確保し、道具を揃えなければならないなどハードルが高く、少子化の影響も相まって小・中学生の野球離れが進んでいる。AITELL代表の森崇瑛さんは、野球のコアな部分は残し、より参加ハードルを下げた「ウィッフルボール」というスポーツで新たな未来を切り開こうと活動している。

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関西でソフトボールなどのリーグを運営する株式会社アニビアワークスのイベント事業部AITELL(アイテル)代表の森崇瑛さんは現在、五人制野球と呼ばれるアメリカ発祥のニュースポーツ、ウィッフルボールの普及活動を行っている。
森さんは小学生の頃、家で野球中継を見ていたのがきっかけで野球を始めた。放課後にやる友達同士での野球は好きだったが、チームでやる練習は厳しく、のびのびと野球ができる環境ではなかった。
「きっと自分の小学校のチームがたまたま厳しいだけだ。」そう思っていたが中学校ではより厳しさが増した。
野球自体は好きなのにそれを取り巻く環境が自分に合っていないという葛藤を抱きながらも中学までなんとか続けたものの、しばらくトラウマとなって野球から離れてしまう。
高校では野球と離れ、大学でも初めはサッカーサークルに入ったが、大好きな野球をみんなでのびのびとできるチームを作りたいという思いが次第に強くなり、野球サークルを作ることに。
そんな森さんの思いは野球初心者やマネージャーといったこれまで野球をしたことのない人にまで届いた。
日本では軟式ボールが普及しているが、それでも初心者が扱うには硬く、危険が伴うので、初めての人でも安全に一緒に楽しむことはできないか考えていた。
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そんな時に後輩が動画でウィッフルボールというスポーツを見つけて練習に導入したところ、森さん自身すぐにウィッフルボールの虜になった。
大好きな野球をもっと手軽に楽しめる、ボールが当たっても痛くないため初心者・未経験者でも安全にできる、スポーツとして純粋に面白い、そして何より野球はすでに人々の中でイメージや文化が形成されているが、ウィッフルボールは日本ではまだほとんど知られていないため、イメージや文化を作っていける。
森さんが心を奪われるには十分すぎるほどの理由がウィッフルボールには詰まっていた。
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森さんが虜になったウィッフルボールとはどんなスポーツなのか?
簡単に説明すると、五人制野球と言われるように基本的に1チーム五人のメンバーで順番に打撃を行う。
野球と同じように3アウトで攻守交代、野球のように9イニング制ではなく、60分の時間制。
フィールドはアウトエリア、シングルベースヒットエリア、ツーベースヒットエリア、ホームランエリアに分かれており、守備はピッチャー1人と他の4人は打球をできるだけ前のエリアで止められるように守る。
ウィッフルボールと野球の最大の違いはボールにある。ウィッフルボールのボールはプラスチック製の穴の空いたボールになっており、野球では体験できないような軌道のボールが投げられる。

ウィッフルボールってなに??~ウィッフルボール講座①~

野球の「やる」ハードルを上げる要素として、
・9人集めないと試合が組めない
・専用のグラウンドでないとできない
・9イニング制だと2時間〜3時間かかる
・軟式ボールでも硬いので初心者には危険
・キャッチャー防具やヘルメット、グローブなど道具が必要
ざっとあげただけでもこれだけある。
一方でウィッフルボールは、
・5人集めれば試合が組める
・体育館や公園などのスペースでできる
・60分の時間制
・プラスチックのボールなので、当たっても痛くない
・キャッチャーは専用のネットで代用し、守備も素手で行うのでバットとボールだけでできてしまう
というように時間的にも空間的にも野球をコンパクトにしたものとなっている。
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ここまで見ると初心者には野球よりも楽しんでもらえそうだけど、野球経験者には物足りないのではないかと思う人もいるかと思うが、そんな人は下の動画をご覧いただきたい。
守備や走塁が簡略化されているので、その部分では野球に劣るかもしれないが、先程触れたように特徴的なボールを扱うことによって浮き上がるストレートや七色の変化球を自在に操ることができるので、ピッチャーとバッターの駆け引きの楽しさは野球以上のものがある。

誰でも投げられる魔球!!これを見れば奪三振王?!

現在森さんはウィッフルボールを全国で知ってもらって、実際にウィッフルボールの楽しさを実感してもらいたいとの思いを持ってクラウドファンデイングで支援を募っている。
サッカーはいいけど野球は危ないからダメという学校も増えている現状があるといい、「野球がダメでもウィッフルボールならできるという環境を作り、そのままウィッフルボールを続ける子供や野球に挑戦するきっかけとしてウィッフルボールをプレーしてもらえるようになるといいですね。」
ウィッフルボールの良さ、野球の良さを誰よりも理解している森さん。
難易度の高い野球というスポーツ。だからこそ面白さがあり、人を惹きつけるものもある。
子供達はもちろん、体力的にもう野球はしんどいと感じるようになった人にまずウィッフルボールをプレーしてもらいたい。
野球とウィッフルボールの相乗効果によって若い世代の野球人気回復とウィッフルボールの発展を生み、世代を超えて楽しめるものとなることを目指している。
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【 Profile 】
森崇瑛 -Takaaki Mori-
・1996年10月22日生まれ
・出身京都市、在住京都市
・京都大学経済学部経済・経営学科三回生
・趣味 野球観戦、ウィッフルボール

【 森崇瑛さんのSNSはこちら 】

<Twitter> @wiffleball_2018
<youtube> wiffle ball ウィッフルボール
<blog> ウィッフル革命2017→2018


【 日本ウィッフルボール協会ホームページはこちら 】

<ホームページ> 日本ウィッフルボール協会ホームページ


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ぽん ぽん