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同じ野球でもこんなに違う⁉ - 高校野球とプロ野球の違いと魅力について -

同じ野球でも高校野球とプロ野球にはルールや魅力が違います。熱気ある大観衆の中で高校野球の聖地、甲子園でプレーをする高校野球。百戦錬磨の野球を極めた選手同士がプライドをぶつけ合い戦うプロ野球。歴史ある互いの野球ですが、その両方の魅力を伝えていきたいと思います。

こんにちは。かもめです。

突然ですが皆さん夏と言えば何を思い浮かべますか?
海・花火・祭り・プールなど様々な娯楽があり、楽しめるのが夏であります。

ただ、僕にとっての夏の代名詞は間違いなく高校野球を真っ先に思い浮かべます!

僕が高校球児であったということもあるのですが、この夏にかける球児の思いや一つの負けも許されない状況で野球をしている選手を見ていると、心が震え感動できるので、高校野球が好きです。  

僕は高校野球も経験しましたし、プロ野球も毎日のように見ているので色々と伝えていきます。

なので今回は、意外と知られていない高校野球とプロ野球との大きな違いや、細かな違い。
そして高校野球にしかない魅力、プロ野球にしかない魅力などを伝えていきたいと思います!
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高校野球とプロ野球の大きな違いとは?

野球のことを詳しい方は「そんなこと常識だよ」と思うかもしれませんが、ここでは野球に詳しくない方にも高校野球とプロ野球の違いを知ってもらおうと思うので、大きな違いを説明していきます。

①所属団体の違いについて
まず、高校野球とプロ野球の大きな違いは所属している団体にあります。

高校野球は高校の部活動であり、高野連に属しています。
この高野連はアマチュアの組織です。

一方、プロ野球はNPBという一般社団法人が運営しているプロフェッショナルの組織です。



②大会方式について
また、高校野球は基本的にトーナメント方式による一発勝負で勝敗が決します。
それが面白い所や醍醐味でもあるのですが、一回も負けが許されないので残酷な部分でもあります。

プロ野球はシーズンのほとんどがリーグ戦で同じチームと何度も対戦をします。
このリーグ戦で全6チーム中上位3位に入ると、クライマックスシリーズというリーグ優勝決定戦に進出することができ、そこでさらに勝ち上がると、日本一を決める日本シリーズに出場できます。

このクライマックスシリーズもトーナメント式ではあるのですが先に各ステージの規定の勝利数(1stステージは2勝、2ndステージは3勝)に達したチームの勝ち上がりになるので、一発勝負ではありませんがこの短期決戦もリーグ戦にはない面白さがあります。



③使用道具の違いについて
他にも大きな違いといえばバットです。
基本的に高校野球は飛距離が伸びる金属バットが主流で、プロ野球は飛距離が出ずらい木製のバットの使用が義務付けられています。

高校野球は金属バットが主流なだけで木製のバットは使用可能なのですが、わざわざ飛距離の出にくいバットを使う選手はいないので基本的に金属バットを高校野球では使用しています。
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意外と知られていない?ルールの違いとは

ここでは意外と知られていない高校野球とプロ野球のルールの違いをお伝えします。

①ヘルメットの違い
実は高校野球とプロ野球ではヘルメットが違うのです!
その違いというのは形です。

高校野球はヘルメットの耳のところにある部分が両耳にないといけないのです。
片耳だけのヘルメットは使用禁止となっています。

プロ野球はヘルメットの耳のところにある部分は実は片耳だけなのです。
右打者は左耳に、左打者は右耳に、それぞれ耳を守る部分がついています。
尚、両打(スイッチヒッター)の選手は両耳についています。



②盗塁にも違いが...?
実は盗塁にもプロ野球と高校野球で違いがあるのです。
高校野球は何点差ついていようと盗塁を試みて一点でも多く点数を取り勝てる確率を少しでも上げるために全力を尽くし、盗塁の記録も付きます。

プロ野球はある程度点数がつくと暗黙の了解で盗塁はしません。
仮に盗塁したとしても走者に盗塁の記録はつかないのです。
盗塁をしてはいけないというルールは無いのですが、暗黙の了解で点差がつくと盗塁をする走者はほとんどいないのです。



③コールドゲーム
高校野球ではよく見かけるコールドゲームですが、実はプロ野球には点差によるコールドゲームは無いのです。

まず高校野球でいうと、地方大会では5回10点差、7回7点差がついた時点でコールドゲームが成立し、その時点で試合終了となります。
甲子園大会では点差によるコールドゲームはないため点差が何点あっても、9回まで試合が続きます。

プロ野球は点差によるコールドゲームはなく、甲子園大会同様点差が何点あっても、9回まで試合が続けられます。
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甲子園に行く難しさ。この選手でも甲子園は一度もいけなかった。

高校球児なら誰しもが夢見る高校野球の聖地、甲子園。

この甲子園に行くために、球児は日々一生懸命、練習しています。
それでも甲子園に行けるのはごくわずか。
もちろんプロ野球選手も全員甲子園に行ったことがあるわけでなく、一度も甲子園に行けなかった有名選手もたくさんいます。

「この選手を擁しても甲子園に行けないのか」

甲子園に行く難しさを少しでも知ってくれたら幸いですので、甲子園に一度も行ったことのない有名プロ野球選手を紹介します。


まずWBC2017で監督を務めた小久保裕紀さん。
プロ通算413本のホームランを放った球史に残るスラッガーですが、実は一度も甲子園に行けなかったのです。

続いて現阪神タイガースの監督である金本知憲監督。
フルイニング出場の世界記録を持ち2000本安打も達成し、過去には3割30本30盗塁のトリプルスリーを達成したこともある球界でもトップクラスの選手でした。
走攻守揃った金本監督も甲子園は一度も経験したことがないのです。


また、現役選手でいうと
読売ジャイアンツ     阿部慎之助選手
広島東洋カープ      新井貴浩選手
福岡ソフトバンクホークス 千賀滉大選手
ブルージェイズ      青木宣親選手
埼玉西武ライオンズ    秋山翔吾選手
千葉ロッテマリーンズ   鈴木大地選手


といったタイトルも取ったことのある選手でも一度も甲子園の土を踏んだことがないのです。

それほど甲子園は狭く険しい道ですが、だからこそ球児のみんなはそこを目指し日々練習しているのです!
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プロ野球の魅力

ここではプロ野球にしかない面白さ、高校野球にはないプロ野球の面白さをお伝えしていきます。

まずプロ野球と高校野球の大きな違いは143試合行うリーグ戦とトーナメント戦です
プロ野球は143試合あるから「一試合の負けは大したことない」ということを良く聞きます。

確かにトーナメント式よりはもちろん一試合の勝ち負けは大きくはないです。
しかし、トーナメント式と違って半年間も戦う体力が必要になります。
常に結果を出し続けなければならない緊張感もあります。
そして何より応援してくれるファンのために勝ち続ける重圧もあるのです。

そのプレッシャーのなか半年以上も戦い続ける一流のプロ野球選手。
日本野球の最高峰であるプロ野球も、とてもおもしろいのでぜひ見てください!!
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高校野球にしかない魅力

高校野球は年々、総入場者数が上昇していて、いまや日本の夏の代名詞となりつつあるのが夏の高校野球です。
高校野球というのは、プロ野球のリーグ戦とは違い一発勝負のトーナメント方式です。
その一発勝負であるトーナメント方式だからこそ、高校野球の魅力がたくさん詰まっているのです!

高校三年間をこの夏の大会のために捧げ、ほぼ休みなく練習をしていくのです。
この高校三年間は家族よりもチームメイトのほうが一緒にいる機会が多いため、
「このチームのために」といった感情が芽生えたりもします。

夏の甲子園で日本一の高校になるために、いくつもの死闘を繰り広げる高校野球は感動を与えてくれます。

プロ野球にはない魅力もたくさんあるので、高校野球もぜひ見てください!!
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最後に

いかがでしたか?

高校野球、プロ野球、それぞれの魅力。
意外なルールの違いなど、同じ野球でも微妙に違うところも多々あるのです。

僕は高校野球もプロ野球も好きなのでその両方が行われている夏がとても好きです!

皆さんもこの夏に高校野球、プロ野球二つを観て、それぞれの魅力を実感してみてください!!
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かもめ かもめ