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究極のリア充スポーツ”フレスコボール” –ライフスタイルを変えるような体験を–

満天の空の下、お台場のビーチでボールを叩く鋭い音が聞こえてくる。日本ではほとんど馴染みのない「フレスコボール」というスポーツだ。私たちも初めて参加させてもらったが、スポーツをやっているという感覚とはまた別の体験だった。今年イタリアで開催された世界大会に出場した長田さんに、フレスコボールとの出会いからその”面白さ”に打たれるまでの話を聞いてみた。

2015年1月、知人が開催していたスポーツビジネスの交流会でフレスコボール協会の方と出会ったことが最初のきっかけだった。

新しいことにチャレンジをしたり、新たに道を切り開くことが元々好きだった長田さんは、自分が知らないスポーツというだけで魅力を感じ、元テニスプレイヤーだったということからも類似性がありそうだったので自分にもできると感じた。
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フレスコボールはどんなスポーツですかと聞いてみると、「思いやりのスポーツです!」と返ってきた。

ラケット競技の特徴として相手が取れないところに打ち返し、得点を獲得するというルールが多い中、フレスコボールは2人1組になり、スピードボールを維持しながらも相手の取れやすいところに返して、ラリーを継続させていくという採点競技としての珍しい特徴があった。

テニスをやっていた頃は、”勝ち負け”や”強い弱い”など、そこに参加している人たちが線引きをされてしまう風土に違和感を感じていたが、フレスコボールではそういったことがない。

「フレスコボールをしている人はみんな優しいし、何より初心者ウェルカムな雰囲気があるので、今まで運動が嫌いだった人にも参加しやすいですね!」

スポーツは「力を誇示する」人が多い。だから初心者にとって敷居が高い。
相手を打ち負かすのではなく助け合うことがフレスコボールの良さだと笑顔で語ってくれた。
長田さん自身もフレスコボールに出会って、スポーツの概念が変わっていったという。

私たちもビーチに行ってみると、その意味がわかるような気がした。

プレーする時間は自分たちで自由に決め、いい感じな写真を撮りながら隣にはお酒があり、用意するものはラケットとボールのみ。

私服で参加しても全く問題なく、男女の実力差がつきにくい。特別な技術も必要としておらず、とりあえず簡単で楽しい。

スポーツと連想した時に「それはやっちゃだめでしょ」という要素がここでは承認される。

自由に好きな時にプレーし、開放感のあるビーチで軽く汗を流せるのは、とても爽快だった。
スポーツをバリバリやっている人よりも、スポーツをやって来なかった人、離れてしまった人、普段なかなか身体を動かすことができない人にやってもらいたいと長田さんは語る。

「スポーツがしたいけど、参加ハードルが高いためできない人ってたくさんいると思うんです。特性においても、集まる人においても、参加しやすいスポーツこそフレスコボールです。スポーツしようだけではなく、友達作ろうとかビーチに行こうとか、そのぐらいのラフさで来て欲しいですね!」
フレスコボールは遊びの延長なのかもしれない。

日々のストレスや鬱憤を自然体な形で晴らせている人たちがそこにはいた。

フレスコボール発祥の地ブラジルや、世界大会が行われたイタリアではフレスコのラケットは雑貨屋で売られているという。

まさに人のライフスタイルの一部に組み込み、豊かで充実した生活を送るための「ツール」なのだ。

毎週末が楽しくなるような体験を、あなたも試してみては如何だろうか?
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【 Profile 】
長田 涼 -Nagata Ryo- オフィシャルイベントアンバサダー
1991年7月6生 京都府出身 びわこ成蹊スポーツ大学卒業生。小学生からテニスに没頭し、12年間一筋で打ち込む。大学ではスポーツビジネスを専攻し、NYツアー、スポーツ企業3社でのインターンシップ、スポーツ系学生団体立ち上げなど、スポーツビジネスの現場経験を積む。現在は国内最大規模のスポーツイベントからマイナースポーツのイベントまで、様々なスポーツイベントに携わっている。その傍、同世代のスポーツ業界を志す繋がりを作るためのコミュニティ「Heisei Sports Community」を立ち上げ、代表に就任。スポーツ×交流をテーマにしたイベントを企画運営している。さらにイベントアンバサダー&日本代表選手として、日本フレスコボール協会と共に、フレスコボールの普及活動を実施中。これまでのスポーツ業界にない概念を、フレスコボールを通じて発信している。テーマは「スポーツのあるライフスタイルの創造」。
Twitter : @SsfRn
Instagram : @nagata.ryo
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ぽん ぽん